toyotaidの日記

林住期をタイで過ごしています。ここをベースとした旅を綴ります。

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その④ 旅と旅行 そしてタビ

このブログ中で、「旅」とか「タビ」とかと綴っているが、言葉遊びにならないために、私なりの定義をすこしご説明。まず、簡単に「旅行」と「旅」について。

「旅行」は、目的地への移動という空間を通して、日常生活でのストレスから逃れ、非日常的なおいしい食べ物や買い物、アトラクションに参加し、仲間と楽しい時間を過ごすことが目標のように見える。複数で行動。英語で言えば「tour」かな。ふれあいや学び、遊びを重視した「旅行」を産業化、システム化させたものが観光。経済的に余裕が出てきた人を対象して近代になって発達した産業でもある。
 一方、「旅」は普段の生活とは異なる環境に身を置き、人と出会い、その土地特有の空気に触れることによって、新しい価値観や視点を得ることを目標としている。これまでの自分を振り返り、これからの自分への活力となるきっかけを与えてくれるもの。英語としては 「journey」,時として骨の折れる旅で,必ずしも帰ってくることは意味しないと私は思っている。
f:id:toyotaid:20230128104731j:imageモンゴル、ロシア国境にて

 広辞苑によると、旅とは、「住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと」。大辞泉には「住んでいる所を離れて、よその土地を訪れること」とある。よくよく考えたら、私は5年前から、日本を離れて、タイの田舎に住んでいる。これ自体がおそらく「旅」になる。コロナの間もずっと旅を続けている。

 だから、タイをベースとして外に出る旅を、ここでは「タビ」と呼ぶようにしたい。このカタカナになったタビはもう一つ「足袋」の意味がある。旅の中でも、なるべく足を使い、ゆっくりと移動することに重点をおいた。

 パミール高原を超えるタビのトレーニングとして、年始にカンボジア行きを選んだ。肉体管理としてもアンコール遺跡群は最適だった。トレーニングをイメージしてみた。まず日数は移動を含めて5日間。宿はゲストハウス。タイ・カンボジア間は陸路、なるべく安く、効率的に動く。シエムリアップ市内と遺跡群の間はレンタルバイクで移動するとして、数カ所の遺跡群内は、やはり「歩き」がメインとなる。
f:id:toyotaid:20230128104616j:image カンボジア、アンコールトム