toyotaidの日記

林住期をタイで過ごしています。ここをベースとした旅を綴ります。

2023 古稀のバックパッカー㉙ 北京そしてタイへ帰国

ランキング参加中一人旅コミュニティ 青年旅舎で 北京行き飛行機の出発が昼から夕方6時に変更された。青年旅舎で少しのんびりでき、ドミトリーの若者と片言の英語で会話する。 「大卒の失業者の増加が続いている」という中国の記事が以前から気になっていた…

2023 古稀のバックパッカー㉘ そして新疆の中心、ウルムチへ

ランキング参加中一人旅コミュニティ ウルムチに向かう車内で 街の郊外にあるチャルクリク駅に向かおうとしたが、予約したタクシーが来ない。流しはいない。列車は一日一本なので乗り遅れると明日ウルムチ発の飛行機に搭乗できなくなる。中国公安は怖かった…

2023 古稀のバックパッカー㉗ 桜蘭、ロプノール

ランキング参加中一人旅コミュニティ 「ローラン(桜蘭)」、さまよえる湖「ロプノール」 玄奘三蔵の帰途をなぞってインドから線を引いた僕のタビは、ホータン(和田)であえなく計画中止となったが、その前にぜひここだけは寄っておきたいと思った場所がチャ…

2023 古稀のバックパッカー㉖ ホータンからチャルクリクまで列車の中で

ランキング参加中一人旅コミュニティ 仏教が伝わった経路を辿って、敦煌、西安を目指したが、どうも道は遠いようだ。「タイへ急遽帰国」という計画変更を昨晩決断した。70歳を迎える古稀の一人タビ、辺境の地を7キロの荷物を背負って、住民と同じ手段で移動…

2023 古稀のバックパッカー㉕ ホータンでクレジットカード紛失

ランキング参加中一人旅コミュニティ ホータンの町は、心地よい。砂漠の中にありながら水辺の風景がある。夕方から柳並木の公園の中を散策した。平日にも関わらず家族連れやカップルが清涼感を満喫している。カシュガルほど大きくなく、喧騒もない。 水辺の…

2023 古稀のバックパッカー㉔ ホータン(和田)探訪

ランキング参加中一人旅コミュニティ ホータンはオアシス都市。町は川が流れ、公園には水辺の風景がある。が、道路に駐車した車には砂埃がかかっている。やはりここは砂漠の中にあるのは確かのようだ。町を歩くと日本の黄砂のような風景が普通にある。 ちょ…

2023 古稀のバックパッカー㉓ タクラマカン砂漠に沿ってホータンに向かう

ランキング参加中一人旅コミュニティ カシュガル(喀什)からホータン(和田)へ シルクロード 監視の目に悩まされたカシュガル。でももう一度行きたい街であることは確かだ。中国というよりエキゾチックな雰囲気に魅了される。漢人の国内観光客もウイグル貸…

2023 古稀のバックパッカー㉒ カシュガルの街で感じた中国社会

ランキング参加中一人旅コミュニティ 僕のタビは基本的に個人旅行。もちろんグループや団体で楽しく、美味しいものを食べる旅行も嫌いではない。が、線と線をつないで対象物となる観光地または有名店に行く(行った)のが目的となると、人々や生活に触れたり…

2023 古稀のバックパッカー㉑ カシュガルの街、人々

ランキング参加中一人旅コミュニティ パキスタンのペシャワール以来、ヒンドゥスタン、カラコルム山脈、パミール高原と世界の屋根を歩いてきた。ずっと山の中だった。久しぶりに街に出てきた感があるカシュガル。 中国最西端、新疆ウイグル自治区とはいえ立…

2023 古稀のバックパッカー⑳ シルクロードの要所 カシュガル(喀什)へ

ランキング参加中一人旅コミュニティ 国境の町、タシュクルガンからタリム盆地最西端の街カシュガル(喀什)に向かう。中国人たちは「カス」と呼んでる。古代には疏勒(そろく)と言われ、シルクロード南路の要所となるオアシス都市。僕が通ってきた路を玄奘…

2023 古稀のバックパッカー⑲ タジク人と石頭城

ランキング参加中一人旅コミュニティ ▼玄奘とタシュクルガン(塔什库尔干) タシュクルガンという地名はテュルク語(トルコ系)で石の塔という意味らしい。それ故、この町には石頭城という砦が残されている。そこにも仏教の跡があった。ここはアジア(中国)…

2023 古稀のバックパッカー⑱ 中国入国、税関で有害書類見つかる

ランキング参加中一人旅コミュニティ タシュクルガン(塔什庫爾干)、新疆ウイグル自治区 この町は、パキスタンだけでなく、アフガニスタン、タジキスタンとも接している。そのためか、中国入国管理事務所は中パ国境上にはなく120キロ離れた市街に大きな建物…

2023 古稀のバックパッカー⑰ カラコルムハイウェイでの中パ国境超え

ランキング参加中一人旅コミュニティ ★パキスタンからの出国準備 フンザからパキスタン側最後の町、スストに到着した。その足で、明朝出発する中国・タシュクルガン行きの国際バスのチケットを購入する。一日一便しかないから取れなければ明後日になる。幸い…

2023 古稀のバックパッカー⑯ 桃源郷フンザ

ランキング参加中一人旅コミュニティ 玄奘が帰路に通過したフンザは7,000m級の山々に囲まれた谷にあった。ここから先は中国国境のクンジュガンラボ峠(4693m)まで渓谷は細くなり、落石の危険性も多く、難関な道であったことは確かだ。おそらく玄奘は、唐に…

2023 古稀のバックパッカー⑮ カルガー磨崖仏

ランキング参加中一人旅コミュニティ ギルギットは、今はイスラム社会だが、6世紀、玄奘が訪れた頃は仏教の中心地であったことは確かだろう。 その証拠を確かめるためにカルガー磨崖仏へ足を伸ばす。距離は約6キロ。相変わらず一般車とタクシーの区別がつか…

2023 古稀のバックパッカー⑭ 悪路をギルギットへ向かう

ランキング参加中一人旅コミュニティ アフガン国境からカシミールへ 玄奘三蔵が歩いた道のりからそれたが、再び、カラコルム山脈に向けてギルギットを目指す。チトラルからの距離は380キロ。とはいえこの距離を一日で移動することはできない。陸路の直行便が…

2023 古稀のバックパッカー⑬ チトラル・カラーシャ族(その4)カラーシャと観光

ランキング参加中一人旅コミュニティ 朝、学校に向かうカラーシャの子どもたち 貨幣経済の浸透 40年前からタイの山岳民族の暮らしを見てきている。寄生虫駆除、トイレ建設そして女性グループ支援のプロジェクトに携わったが、この間山岳民族の世界は大きく変…

2023 古稀のバックパッカー⑫ チトラル・カラーシャ族(その3)宗教と女性

ランキング参加中一人旅コミュニティ 年を取ると面白い。バックパッカーでタビをすると、表面的な現象より裏がよく見える。若い時より、見えるものが変わってきている自分がいることに遭遇する。そこで出会う珍しい食べ物や変わった衣装などのような現象的な…

2023 古稀のバックパッカー⑪ チトラル・カラーシャ族(その2)

ランキング参加中一人旅コミュニティ パキスタンに入国して困ったのは、夕食にアルコールを嗜むことができないこと。 僕にとって、食欲増進剤でもあり、ゆっくり食事を楽しめる友でもあると思っている。しかし、パキスタン・イスラム共和国は「友」の同席を…

2023 古稀のバックパッカー ⑩チトラル(カラーシャの村へ)

ランキング参加中一人旅コミュニティ ペシャワールから次の目的地、チトラルに夜行バスで向かう。玄奘三蔵が歩いた道から少し横道に外れるが、ここで生活し、カラーシャ族を支援している「わだ晶子さん」を訪ねるのが目的だ。 ペシャワールとチトラルをつな…

2023 古稀のバックパッカー ⑨ペシャワール(その3)

ランキング参加中一人旅コミュニティ インドで誕生した仏教が中国、朝鮮そして日本へ北伝する上で、重要な場所としてガンダーラがある。その中心地がペシャワール。この地で仏像が作られ始めたことを確認することが、このタビの目的の一つでもある。ちなみに…

2023 古稀のバックパッカー ⑧ペシャワール(その2)パシュトゥーン人

ランキング参加中一人旅コミュニティ 昨日の騒動で緊張感は高まった。「タビ」と「旅行」の違いがハッキリしてくる。同じようにお金と時間を使い非日常の行動をするが、目的は「あえて苦労する」のと「快適を楽しむ」と大きく違う。「タビ」は自由であるが、…

2023 古稀のバックパッカー ⑦ペシャワール (その1)

ランキング参加中一人旅コミュニティ 耳に柔らかく、覚えやすいこの地名「ペシャワール」。 この単語を初めて聞いたのはソ連のアフガン侵攻の頃だった。1979年。撤退まで10年の歳月を要し、結果的にはソ連自身の崩壊の道に向かい、ドイツの統一や湾岸戦争な…

2023 古稀のバックパッカー ⑥世界遺産タキシラ

ランキング参加中一人旅コミュニティ 世界遺産 タキシラ史跡(Taxila) 僕のタビは、仏教関連のタキシラ遺跡群を目指す。玄奘三蔵はインドへの往路時に、タキシラを訪れている。 ここは紀元前3世紀から5世紀にかけての都市遺跡が交差した地点、かっては政治…

2023 古稀のバックパッカー ⑤苦行する釈迦像

ランキング参加中一人旅コミュニティ 苦行する釈迦像 フラッグセレモニーを観て、ラホールの街に入ったのは午後9時を過ぎていた。夜間に新しい街に入ると、やはり戸惑う。ホテルを探して、チェックインしようとすると、前払いと言われる。ポケットに手を入れ…

2023 古稀のバックパッカー ④印パ国境

子どもたちも国旗シール貼り、応援する アムリツァルとパキスタン第二の都市ラホールは直線距離にして60キロ程度。中間地点あたりに国境がある。 アタリという町まで乗合バスでいき、インド最後の昼食を町食堂でいただき、サムロー(自転車)に乗り換え、パ…

2023 古稀のバックパッカー ③シク教

ランキング参加中一人旅コミュニティ 朝一番で、アムリツァル行きの列車に乗る。ニューデリー滞在はわずか18時間。北西パンジャブ州のアムリツァルは国境沿いにある街。そしてパキスタンに入国予定。ニューデリー博物館でも行って、すこし歴史の勉強しようか…

2023 古稀のバックパッカー ②再びインドへ

ランキング参加中一人旅コミュニティ ニューデリー駅前 AI333便はベンガル湾を越えてカルカッタからインド大陸を西に向う。遠くにヒマラヤの山並みが見えるかとずっと眺めていたが、眼下は雲海だった。ニューデリーは久しぶりだ。といっても街は近代化。地下…

2023 古稀のバックパッカー ①タビの始まり

ランキング参加中一人旅コミュニティ 満年齢で69歳、数え年では70歳。世間一般では「古稀」と呼ぶ。固定概念が強い人、とりわけ同じ世代に生きる友人たちにとっては、僕のタビは稀有に思えるかもしれない。 誕生日の夜、タイ最北部、チェンライの空港に7キロ…

2023 アフターコロナの旅は続くよ(準備編その②)

古希を迎える8月4日から出発する。タビの準備。そんなに早くからと思っていたが、色々とやることがあり、なかなか大変なのよ。まあ、しっかり準備すれば、事前の問題解決につながるし、タビへの意欲を大いに湧き立て、身体を動かそうとするのだ。 ビザに一苦…