toyotaidの日記

林住期をタイで過ごしています。ここをベースとした旅を綴ります。

2023 アフターコロナの旅は続くよ(準備編その②)

古希を迎える8月4日から出発する。タビの準備。そんなに早くからと思っていたが、色々とやることがあり、なかなか大変なのよ。まあ、しっかり準備すれば、事前の問題解決につながるし、タビへの意欲を大いに湧き立て、身体を動かそうとするのだ。 ビザに一苦…

2023 アフターコロナの旅は続くよ(三蔵の道 準備編)

69歳になる8月から始まる今回のタビは、タイからインド、パキスタンを通過し、パミール高原越えて中国・新疆ウイグル自治区を陸路で移動、最終的にラオスに抜けてタイのチェンライに戻る計画だ。本来なら2020年に予定していたが、コロナウイルスによって、変…

2023  ウィズコロナの旅は続くよ(カンボジア編)最終回 

その⑭ アンコール王朝の滅亡 12世紀に造られたアンコール・ワット。そこから300年も経たない1431年、アンコール王朝はタイで14世紀に興ったアユタヤ王朝の軍による侵攻で陥落し、600年続いたアンコール王朝は終わりを迎えることになった、とされている。戦争…

2023  ウィズコロナの旅は続くよ

その⑬ 生きている湖、トンレサップ シェムリアップのタビは、アンコール遺跡群に集中していた。しかし、たった4日間では巡りきれない。時間が足りず、すべてを訪問するのが現実的で無いと理解るにつれ、ここは気分を変えて、すこし浮気することにした。文化…

2023  ウィズコロナの旅は続くよ

その⑫ タビとカンボジア料理 カンボジア料理と聞いて、思い出すのは、東京・代々木で40年以上店を構えるカンボジア料理店『アンコールワット』。1981年、内戦中のカンボジアから日本に亡命してきたカンボジア人夫婦が店を立ち上げた。当時少なかった東南アジ…

2023  ウィズコロナの旅は続くよ

その⑪ やはりアンコール・ワット 中央祠堂 「アンコール・ワット」。遺跡群の中で、カンボジアを訪れる人で、この名前を知らない日本人はいないだろう。シェムリアップを訪れる観光客が第一に訪れるところであり、東西1500メートル。南北1300メートルにも及…

2023  ウィズコロナの旅は続くよ

その⑩ 仏教徒 ジャヤーヴァルマン7世 アンコール・トムは、「ジャヤーヴァルマン7世がチャンパ国に対する戦勝を記念して12世紀末ごろから造成に着手したと考えられており、石の積み方や材質が違うことなどから、多くの王によって徐々に建設されていったもの…

2023  ウィズコロナの旅は続くよ

その⑨ アンコール・トムと大乗仏教 アンコール・トム アンコール・トムに興味を持ったのは、「当時のジャヤヴァルマン7世が集大成した遺跡に観世音菩薩の彫刻が施されている。つまりアンコール・トムの遺構にはヒンドゥー教と大乗仏教の混淆が見られる」こと…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その⑧ シエムリアップ・アンコール遺跡群 朝焼けのアンコール・ワット タイ国境からアンコール遺跡群があるシエムリアップまでの距離は150キロ。国道5号線を東に向かってひた走る。バッタンバンへの分かれ道となるシソポンという街を途中通過し、カンボジア…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その⑦ 線路は続くよ(大国の思惑) やっとカンボジアに入国。しかし、その前にタイとカンボジアの鉄道についてちょっとおさらい。 タイ・カンボジアの国境橋 タイ側の到着駅名は、「クロンラック国境駅」だった。なぜ国境駅となっているか。それは国境となる…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その⑥ バンコクから200円でカンボジア国境へ タイからカンボジアにへの行くには、3つの方法がある。飛行機、バス、列車。このうち飛行機は確かに早いし便利だが、高い。この歳になると時間的に余裕がある。目的地、アンコール遺跡群があるシエムリアップへは…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その⑤ 私とカンボジアの関わり 日本のクソ田舎に住んでいた高校時代、そして大学時代。私の青春は、ベトナム戦争、ラオス、カンボジアを巻き込んだインドシナ戦争の話題の中にいた。年齢的にも政治に首をつっこみ、ベトナムでの戦闘やカンボジアの悲惨な写真…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その④ 旅と旅行 そしてタビ このブログ中で、「旅」とか「タビ」とかと綴っているが、言葉遊びにならないために、私なりの定義をすこしご説明。まず、簡単に「旅行」と「旅」について。 「旅行」は、目的地への移動という空間を通して、日常生活でのストレス…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その③ 「タビ」の感覚をもう一度 滞在するタイ。南国と言ってもこの時期、チェンライは寒い。朝晩10℃まで下がる。ヨーロッパ、日本だと、これしきかと笑われるが、暖房器具、冬用衣料が少ないこの地、足腰の血行が鈍くなった身にはすこし辛い。高齢になるの…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その② タイをベースとした老齢の旅 2017年からタイに移住した理由の一つに、ここを出発点にして近隣の国々を歩くという老後の楽しみがあった。「旅なら日本からでも出きるだろう」と思われるが、やはりちょっと違う。近年、交通機関、IT情報などの発展によっ…

2023 ウィズコロナの旅は続くよ

その① 二年半の中断 昨年、2022年。1月に日本からタイへ帰国した時は、入国地のプーケットでまだ1週間のホテル滞在(隔離)を余儀なくされた。それから、状況は少しずつ変化していく。オミクロン株は高い感染力にもかかわらず、重症化率が低いという認識は…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅㉑最終回 Return to Chiangrai, THAILAND(Sorry,only Japanese)

13 タイ帰国 朝6時過ぎ,静寂な空気の中、国境の橋を渡り終えた。タイ側に戻った。そこにはこれからミャンマーに向かう団体がバスから降りてくる風景が待っていた。ほとんどが若い女性のようだった。大きな荷物を抱え、ミャンマー人だろう。洒落たキャリー…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑳ for Myawaddy、Thai Border (Sorry,only Japanese)

乗り合いタクシーは途中でパンク 12 (つづき)ヤンゴン~ ミャワディ AH1号線 出発前に到着時刻を聞いた。「夕方6時にはミャワディだよ」。チケットを販売するお姉ちゃんは自信を持って答えた。距離400キロ。8時間半。「なるほど」。予定より少し出発は…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑲ for Yangon Myanma (Sorry,only Japanese)

ヤンゴン行き夜行バス 12 カレーミョ〜ヤンゴン AH1号線 インドからスタートしたこの旅、気になっていた痛風も発症することもなく身体はいたって健康だったが、この夜、下痢になった。とうとう洗礼を受けた。友人から「インドは気をつけたほうがよい」と…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑱ kalemyo 、Myanmar (Sorry,only Japanese)

街は大木に覆われているカレーミョ カレーミョ・ミャンマー チン族の街 カレーミョ。「ミョ」は町という意味だから、さしずめカレー町となる。街の通りには昔ながらの大きな街路樹が覆い被さり、静かな佇まいを醸し出す。 タムからの乗り合いタクシーで一緒…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑰ Tamu 、Myanmar (Sorry,only Japanese)

外国人用インド・ミャンマー国境 右下は地元住民用 ⑰ インドーミヤンマー国境の町、ミャンマー,タム(Tamu)へ 海に囲まれた島国の僕としては、陸路で国境を超えるたびに緊張、そしてワクワク感を覚える。なんたって、さっきまで使っていた通貨が使えなくなる…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑯ Moreh 、INDIA (Sorry,only Japanese)

ナガ族の親子の案内で国境ポイントに到着 ⑯ アラカン山脈 ミヤンマー国境の町、モレ(Moreh)へ この国境が開いたのは2018年の8月。僕はずっと前から注目していた。これまで多くの外国人がビルマ側マンダレーから悪い道をここまで到達するが、追い返された話…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑮ Imphal、INDIA (Sorry,only Japanese)

探していた人の姉シナウォンさんと ⑮ インパール 人との出会い、人探し 一人「旅」。大きな予定は組んであるが、今日はどこに泊まるか、どこに行くのか、何を食べるのかわからない。自分の判断を頼りに行動する。若い時は「〇〇の歩き方」を手にして、有名と…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑭ Imphal、INDIA (Sorry,only Japanese)

コヒマ〜インパールのバス ⑭ いよいよインパールへ コヒマからマニプル州都インパールへは130キロ南下する。コヒマから出ているバスは一日一本。予約なんていうシステムはない。乗れなかったら大変だ。「朝8時発だけど、6時半にはチケット販売開始するよ。…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑬ 2nd World War in Nagaland (Sorry,only Japanese)

⑬ コヒマ もう一つのインパール作戦 コヒマにある第二次世界大戦博物館 右下は33師団長 佐藤中将 つい75年前のことである。ナガ州の州都コヒマを日本軍が1944年4月末から一ヶ月ほど占領していた事を、この旅で初めて知った。日本人の殆どが訪れたことが無い…

Video =Hornbill Festival,Nagaland,India= インド・ミヤンマー辺境への一人旅

Special Edition:Traveling alone to the frontiers of India & MyanmarHere's a video of the Hornbill Festival in Nagaland, December 2019. Enjoy the dances and songs of each tribe of Naga. 特別編:インド・ミヤンマー辺境への一人旅ナガランドで2…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑫ Nagaland Hornbill Festival(Sorry,only Japanese)

ホーンビル・フェスティバル メイン会場 ⑫ ナガ族、ホーンビル・フェスティバル ホーンビル(Hornbill)は、サイチョウ(犀鳥)のことだ。ナガ族の多くが頭の飾り付けとして羽根を利用している。横で彼らの踊りを見ていた観光客が言った。「この鳥も減少して…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑪ Kohima Nagaland(Sorry,only Japanese)

ホーンビル・フェティバル 6 コヒマ① 少数民族、ホーンビルフェスティバル ナガランド州は、人口約190万の州。経済・交通の中心となるディマプル市は州北西の端にあり、州都のコヒマKohima市は山の中にある。コヒマに向かう山道は曲がりくねり、いたると…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑩ Dimapur Nagaland ( Sorry only Japanese)

ディマプルに多く住むカチャリ族 ⑩ ディマプルへ 旅をしていて、「自分は、何故ここにいるのだろう」と考えることが良くある。10年前、フランスからスペインのサンティアゴまで約900キロを一ヶ月かけて歩いた。「エル・カミーノ」。日本では「サンチアゴの…

インド・ミヤンマー辺境への一人旅⑨Assam INDIA (Sorry only Japanese)

アッサム州立博物館 アッサムを含む北東インドの7州を人々は、”Seven Sisters”と呼ぶ。この7州は、シリグリ回廊(最小幅32キロでネパール、ブータン、バングラデッシュ、中国に挟まれている)を通って、いわゆるインド本土と繋がっており、地形的にも、…